くんせいくんのラボ日記

現役国公立大の理系大学院生「くんせい君」が地味に書いてるブログ。理系学生にとって必要な学部・大学院への入学から学生生活・研究について、そして就職や進路に関する耳寄り情報や地元北海道の有料情報,趣味のサブカル・アウトドア情報や感想などを幅広く呟いていくブログ。

日本ハムがどん底から上向きになって来てる件について

このブログを運営している くんせい君@shimaenagalab)と申します.
北海道在住の燻製が大好きな大学院生で,
真面目に研究をする傍らで燻製をする日々を過ごしています.
 
私は小学校から高校まで野球部で今までにものすごい時間と気持ちを使ってきました.
(特に高校の時の監督は元プロ野球選手でした)
特に最近は,草野球に所属したり,セイバーメトリクスで遊んだり,
日本ハムファイターズのファンクラブに入ったりと,
ゆる〜く野球を楽しんでいます.

 

我らが日本ハムファイターズがとうとうビリを脱出しました!!

 

と言っても、安心はできませぬ。

 

 

そこで、元高校球児かつ日ハムファンとして、どうしてどん底で、どうして上向きなのか主観になりますが、解説したいと思います。

(個人的意見なのでご容赦を。。。)

 

 

どん底だった理由

 

  • 先発陣の薄さと中継ぎの不調

一つ目は、大事な投手陣についてです。

 

2016年度、日本一になりました。

その時の先発陣と勝ち星は

大谷翔平 10勝

有原航平 11勝

増井浩俊 10勝

高梨裕稔 10勝

加藤貴之 7勝

ルイスメンドーサ 7勝

アンソニーバース 8勝

吉川光夫 7勝

です。

 

二桁勝利が4人と7勝がさらに4人いました。

先発陣が70勝しています。

先発の勝ち星は、5回以上を投げ、味方のリードを守り続けた場合につきます。

つまり先発が相手よりも少ない失点で中盤まで投げ抜き、中継ぎ陣が逃げ切る現代ファイターズの野球を象徴している勝ち方です。

 

中継ぎには、主に宮西投手と谷本投手、抑えにマーティン投手がいました。

それぞれの防御率が、1.52、2.32、1.07と圧倒的な安定感によって7回以降を投げ抜いていました。

これは、強いでしょう。試合を作れる先発が8枚(しかも一人は日本のエース)いて、安定のリリーフ陣が後ろに構えていました。

言うことない最高のチームですね。

 

さて、今年も同じメンバーがいるかと言うと

大谷翔平 10勝 →怪我で離脱

有原航平 11勝 →不調4(戦4敗、防御率8点台)

増井浩俊 10勝 →抑えへ再転向

高梨裕稔 10勝

加藤貴之 7勝

ルイスメンドーサ 7勝

アンソニーバース 8勝 →契約解約

吉川光夫 7勝 →トレード

 

先発の枚数はちょうど半分。

エースが怪我で離脱し、開幕投手は不調。

リリーフ谷元投手、宮西投手の防御率は5.40、8.10。

マーティンは怪我で離脱しています。

 

これは、なかなか厳しかったでしょうね。

10連敗も納得です。。。

 

 

  • 堅実性の欠如、機動力の低下

さてさてファイターズは、ここ数年は特に走塁と小技を絡めた得点の多さや堅実な守備が魅力のチームです。

 

参考に2016年度の数字を。

・犠打数 178 (西武80, SB148, 楽天122)

・盗塁数 132 (西武97, SB107, 楽天56)

・併殺打 79   (西武97, SB110, 楽天112)

・失策数 74   (西武101, SB67, 楽天84)

この辺が特に数値として見えるところですかね。

 

2017/5/3現在は、

・犠打数 18   (西武12, SB28, 楽天22)

・盗塁数 14   (西武19, SB24, 楽天9)

・併殺打 24   (西武23, SB22, 楽天21)

・失策数 21   (西武13, SB8, 楽天10)

と、まあどの数字も他球団と比較して悪い数字ですね。

 

特にエラー数が試合数とほぼ同じで、毎試合エラーが起っていたらなかなか投手も辛いですよね。

盗塁も伸びず、犠打成功率も先日の試合では.750となっていました(去年は9割後半だったはず)。

 

  • パンチ力の欠如

先発投手が試合を作り盤石の中継ぎ陣が終盤を締める。

小技を利用しチャンスを広げる。

この二つと、勝負所での一発が繋がって勝っていました。

 

その一発は、大谷(22HR)、中田(25HR)、レアード(39HR)がほとんどを占めています。

陽の14HRを除けば二桁本塁打を打っている人はいません。

 

2016シーズンは大谷、中田が怪我で離脱し、陽がFAでいなくなったので、必然的に本塁打数が格段に減り得点力が落ちました。

 

相手投手も4番のレアードだけ警戒すればいいので楽です。

レアードは昨年、6,7番を中心に打つ驚異の本塁打王だったのです!

 

調子が上向きな理由

 

今度は調子が上がってきた理由です。

単純に言うと、上記3つが回復してきたからです。

 

先発の大きな戦力ダウンの分、高梨、加藤が調子を上げ他の投手もなんとか5回まで、と踏ん張ります。特に加藤投手は昨年度のCSや日シリでの経験を糧に今シーズン活躍しており感無量です。。。

抑え再転向の増井も調子を取り戻しました!

 

小技も効いてきましたね。

ここ数試合は、バントを確実に決め、エラーを抑え、よく走っている印象があります。

 

中田の復帰、大田の台頭でパンチ力も取り戻しつつあると思います。

レアードも4番の重圧がなくなり本塁打量産してきました!

 

もちろんここまでは、近藤大明神が驚異の4割台の打率をキープし打てない打線を支えていたこと、田中賢や村田透などベテラン勢が自分を見失わずにいたこと、石井一成や石川直也、鍵屋などの若手が存在感を出し続けていたことが大きいです。

それらが実を結び、けが人も復帰しつつあり、繋がってきました。

 

 

これからの日ハム

まずは、昨年度活躍した投手陣の調子を取り戻すこと。

昨年度の勝ち頭の有原投手に勝ち星を、谷元投手と宮西投手が本来のピッチングを取り戻して欲しいですね。

 

そして新たな戦力として活躍してる石井一選手、大田選手に加え、若手の浅間選手、岡選手、清水選手もレギュラーメンバーを脅かし、レギュラーに定着できるくらいの活躍を期待します!

 

最後になりますが、、、、、

大谷翔平!!

 

待ってるぞー!

昨年度は一人で、エースとして完投を求められ、打者として最高打率や長打の一方で俊足での得点源にもなっていました。。

もちろん将来のことも考え、「安全に」が第一だけど、

本当に大谷選手が帰ってきたら逆転Vも夢じゃないはず!!

 

10連敗から優勝したチームは歴代いないそうです。

今年はどんなドラマが見られるのか、楽しみです!!

 

それでは、ばいばーい。