少しずつ暖かくなり1学期も半分くらいが終わった頃です。
高校3年生は、部活も引退しそろそろ受験生としての自覚が出る頃でしょうか。
浪人生は、五月病とも言ってられなくなり、夏期講習に向けて準備を進める頃でしょうか。
そんなこの時期に、元大手予備校チューターかつ現役理系大学生である屯田兵が、オープンキャンパスで確認しておきたいことをまとめてみました!
オープンキャンパスとは
オープンキャンパスとは、その名の通り大学を開放することです。
主な目的としては、高校生を対象として興味のある大学やその学問に対して知ってもらうことですね。
時期は、夏休みに開催されていることが多く、模擬授業や研究体験など実際に学ぶことに触れて見たり、学生に構内を案内してもらいながら交流するなどとバラエティに富んでいます。
普段は警備がしっかりしていてなかなか入れないような大学はもちろん、僕の通っている大学ように常にオープンな大学の場合にも、学校側や学生団体が色々な企画を用意してくれているので、面白いです。
オープンキャンパスは行くべきか??
とは言っても、オープンキャンパスはそもそも行くべきなのかどうか、状況に応じて考えてみました。
大学を迷っている人
上述したように、オープンキャンパスを利用し複数の迷っている大学の違いを感じてみることは重要です。
ただし模擬授業や研究室体験をしている教科は限られていることが多いので、そこだけが目的ではないですよね。
大学の違いを感じるなら、構内の雰囲気はどんな感じなのか、学生はどんな印象か、就職や研究の成果はどうなのか、部活動やサークルの活動量はどうなのか、立地やアクセスや社会との関わりはどうなのか、こんなことが確認できますよね。
このタイプの人は色々な視点から、大学を感じてみてください。
ただ注意して欲しいのは、オープンキャンパスの情報は正しいことが多いけど、氷山の一角でしかないことですかね〜。
そりゃ、お客さんにはよく見せたくなりますもの。
大学を決めている人
「俺はこの大学に絶対に行くんじゃ〜〜!!」
「私はたとえ浪人してでもここしか受けない!」
という意思の固まっている人もいますよね。
僕もこのタイプでしたね〜。
この場合は、わざわざ違いを感じたりする必要はないですよね。
そもそも他の大学を考えてないんだから。
もちろん「あっやっぱ違う。」と思って大学を変えるならいいですが、このタイプは変えない場合が多いので、意味ないと思うかもしれません。
このタイプの人は、モチベーショアップだと思ってください。
自分が行くと決めた大学を、その大学生になりきったつもりで堂々と胸を張って歩いてみてください。
この感情が、受験生活の中で大きな励みになるはずです。
マジで時間がない!お金がない!とにかく勉強したい人!
この人たちは無理に行けとは言いません。
特に遠方の大学へ行くとなると、飛行機や新幹線に乗ったり、場合によっては宿泊することもあるかもしれません。
そんな余計なストレスを感じるくらいなら、その期間も計画的にきっちり勉強した方が全然いいです!
僕も、オープンキャンパスはタイミングが合わず行かなかったので大丈夫です。笑
他の通常の日程で行ったり、入学後別の形で企画してみたり関わってみると、「あっ大切だったんだな〜!」と思っただけなので。
大学パンフレット取り寄せだけでも十分ですよ!
オープンキャンパスですべき5つのこと
さてさて、いよいよ本題のオープンキャンパスでどんなことを意識すればいいかについて書いていきます。
これは上記どの場合も当てはまるかと思います。
それでは、いきましょう!
大学までのアクセス、大学構内の場所を把握しよう!
1つ目は、大学までのアクセスや、大学構内の建物の場所などを把握しておくことです!
多くの大学では、入学試験を大学の教室で行います。
受験前日は下見を行いますが、その下見の下見だと思っておくとかなり心に余裕が持てます。
どの駅が最寄りなのか、メインストリートはどこか、一人暮らしをするならどの辺がいいかな、コンビニはどこにあるだろうか。
この辺を確認しておきましょう!
イベントには積極的に参加しよう!!
これも前述した通り、模擬授業や研究室体験、あるいは交流会や説明会などのイベントがあることが多いです。
大学側が企画してくれているので、基本的にはいい印象を与えられるように、しっかりと充実した内容になっていることが多いです。
またこれらは、ほとんどの場合で定員が設けられており、事前の予約や先着で参加できます。
オープンキャンパスに参加を決めた段階で、下調べをしどのイベントにどのように参加するか、計画を立てましょう。
自分の気になる学問を直撃しよう!!
大学は、高校までと違い自分の専攻科目を学ぶことができます。
逆に言えば、専攻科目を学部ことで卒業ができます。
気になる科目や学問、研究室やゼミがあればこの時に行くべきです!
僕の大学では、学部→学科→コース→研究室→指導教員とものすごく細かく学問が別れています。
模擬授業などのイベントで大々的に対応している場合は一部だということを理解し、自分の興味のある学問は自分でコンタクトを取りましょう。
大学のHPで研究室やゼミ、教員の連絡先を公表していることがほとんどです。
そこにメール(もしくは電話も熱意は伝わるかも)をしてみましょう!
文面もとりあえず1分くらいで考えてみました。
件名:研究室(ゼミ)見学のお願い
本文:
〇〇大学〇〇研究室の【担当者】様
〇〇高校〇年の【名前】です。
【日付】にオープンキャンパスが開催されているため〇〇大学にお伺いします。
私は、〇〇大学への進学を志望しており、〇〇研究室の研究分野に興味を抱きました。
しかしながら、大学公式イベントとして触れる機会がなかったため、研究室見学及び研究室のご紹介をしていただけないでしょうか。
お忙しい中、恐縮ですが、よろしくお願いします。
〇〇高校 【名前】
こんな感じで、連絡してみれば、多くの研究室の場合「ものすごくやる気のある高校生が来たぞ!」と対応してくれると思います。
(ある意味、こんな簡単に研究室に行ける日本の悲しさですね〜)
サークルや部活の活動をみてみよう!
学生の本分は学問であるとは言え、勉強だけの学生生活を送りたい人は皆無と言っていいでしょう。
そりゃ10代ですもの、しょうがないです。
もちろん、オープンキャンパスでも勉強だけでなく、サークルや部活もみてみましょう!
どこの団体も新歓活動は大変なので、実は意外と非公式イベントをオーキャンにかぶせたりしてますよ!
もしやっていなかったら、研究室と同じ作戦です。
メール送ってアポ取りましょう!
サークルや部活の場合、メールよりもTwitterなどのSNSの方が返信が早かったりするので、オススメですね!
現役の大学生と仲良くなろう!!
最後に、一番オススメしているのがコレ!
現役の大学生と仲良くなっちゃいましょう!
自分の未来の姿だと捉えて、先輩と実際に絡んでみることで、モチベーションアップや明確なイメージに繋がりやすいのではないでしょうか。
また、学生同士の関わりとなると、その人の人脈や経験内ではありますが、ものすごく濃ゆくリアルな大学生活の声が聞けると思います。
公式イベントの建前的な雰囲気だけでなく、実際にある生の大学の雰囲気はぜひ
感じてみてください!
受験情報とか大学情報はたくさん聞いた方が強いですよ〜!
まとめ
今日はオープンキャンパスについての記事を書きました。
予備校のチューター時代にも、生徒に散々言って来たように、基本的にはオープンキャンパスみたいな機会は有効活用した方がいいです!
さらに、イベントに参加するのはもちろん、気になっているものは直接アポ取って訪ねちゃいましょう!!
そして現役の大学生とも繋がって自分だけのリアルな情報を手に入れちゃいましょう!
そして色々な質問をして有意義な時間を過ごせるように、大学選びや調べてわかる情報はしっかり確認しておきましょう。
それじゃ、この辺で。