6月も2回目の週末を終えようとしていて、18卒の就活を終えた学生も多いのではないでしょうか。
今回はタイトルをちょっとアオリ目にしているのには、理由がありまして、
「東京の学生は就活が強い」
「地方にいるだけで就活は不利」
こんな声をものすごくたくさん聞きます。
でもそれ、ただの言い訳ですよ!
ってことは声を大にして言いたい。
なんなら有利なんじゃないかとすら思ってしまう。
ちなみに僕は、地方学生で特別優秀な学生ではありませんが、外コン、日系IT大手、金融大手、地方メディアから内定をもらっています。
そんな僕や周りの就活成功者の考えを記事にしました。
地方にとどまらず就職したい人に伝えたい、地方学生の就活についての記事です。
地方学生にとっての就活を対象に、
就活の現状について説明
↓
地方学生がよく不利だと思っていること
↓
実際にどう考えて有利にするか
という流れでの記事です。
「地方学生は就活において不利」って、それ言い訳だから
地方学生は就活で不利だと思われているのはどうしてでしょう??
地方就活の現状
まずは地方就活の現状を見ていきましょう。
現在(2018卒対象)の就活概要
昨年度(いわゆる17卒)と今年度(18卒)は就活時期が基本的には同じと言われていました。
3月に情報解禁
6月に面接解禁
ってやつですね。
その前の年(16卒)は面接解禁が8月とかなり長く感じた人がいたのではないでしょうか。
今のシステムになってからは就活は短期決戦と言われ、3月から5月までの3ヶ月に大手企業はほとんどの選考を終えてしまうというものでした。
つまり実質の面接解禁は全然6月じゃないんですね〜。
企業は"インターン"という名前で説明会を行い学生とコネクトを作り、"面談"や"OB/リクルーター訪問"などという名前で選考を行なっています。
そこでほぼほぼ絞った学生を6月以降に"面接"し内定を出しているのが大手企業の現状でしょうね。
では実際の就活生の動きはどうなっているでしょう。
ここからはいくつかのパターンで見ていきましょう
一般的な大学生の就活
一般的な大学生は、3年生の夏休みくらいから徐々に就活を意識し始めます。
この辺りから1dayインターンなどに参加して会社理解に勤めたり、足跡を残しておきます。同様に大学の先輩などを頼りにOB訪問を行い、より生の声を聞いたりします。
冬に入ると、ES(エントリーシート)を考え始めたり、GD(グループディスカッション)や面接の練習をする人もチラホラ現れますね。
3月以降は、説明会やイベントに出席し、今までの知識や経験を元に合うところは進み、合わないところは連絡が来なくなり、といった繰り返しです。
なんとなく、ここいい感じだなーと思っているところ(あるいは内々定が出ているところ)と、6月から本格的に面接を何回かして、内定→終了って感じですね。
優秀な大学生の就活①
では、優秀な学生はというと2パターンです。
まずは体育会系や理系推薦組です。
これは、就活には直接関係ないものの、部活や学業などにしっかり打ち込んだ人限定です。
やはり体育会系や研究室でのコネや派閥は特に大企業で存在するため、短期間で狙った企業の内定をサッと取れます。
就活に関しては、時間とお金のコスパがいいタイプです。
優秀な学生の就活②
次に近年増え始めた、いわゆる就活モンスターのパターン。
大学1,2年生から積極的にインターンシップや社会人と積極的に関わり、ベンチャー企業からは4年になる前には内定が出ている状態、さらに大手企業が解禁される頃には就活を知り尽くしているためあちこちの内定を総ナメ状態。
情報化や働き方の多様化が進んだ現代において、若いうちからビジネスに触れまたインターンなので実際に相性も確かめているので、即戦力として期待されるタイプです。
無知な大学生の就活
最後に無知なタイプ。
何も考えず、3月解禁と言われたら3月から合説(合同説明会)に一生懸命足を運び、大量のESを出すも落とされ、あちこちで「御社が第一志望です!」と言うも見抜かれ落とされる。
6月から面接解禁だ!ここから挽回!と思っても時すでに遅し、長い長い就活生活がこれから始まります。
こうならないように気をつけてくださいね〜。
こう見ると、周りに合わせて就活しててもダメなんだと言うことに気づくはずです。
そして、さらに地方学生はこういった現状すら知らないというケースが多いです。
地方学生が不利だと思い込んでいること
そして特に、無知な学生&一般的な学生において、地方就活生が不利だと思い込みがちです。
具体的にどんなところを不利だと思っているのか、よく聞く点をまとめました。
学校や学生、就活イベントの数
学校や学生数にコンプレックスを持っている地方学生が多いです!
「どうせ東大早慶には叶わない、それどころかMARCHもあるし」
「内定者の多くは首都圏の学生だ!地方生は取られない!」
「イベントがあるのは首都圏ばかりじゃないか!!」
とにかく、地方で学校もイベントも少ないことにコンプレックスを抱きがちです。
確かに内定者も就活イベントも首都圏が多めですよね〜。
情報や文化など学生の質
情報や学生の質に対してコンプレックスを持っている学生も多いです。
「まともな情報が回って来ない」
「周りがやる気なすぎる。首都圏ではもっと動いている」
「地方には就活を支援するサービスがない」
などなど、地方にいては何もかもがダメだと思い込みがちです。
まあ確かに地方生の就活に関するのんびりさは異常です。
距離/交通費
物理的な距離に対してもコンプレックスを抱きがちです。
「距離が遠くてどここもいけない!」
「交通費だけでも数十万使っている!!」
「自分の家じゃないと生活がまともにできない」
首都圏で行う面接やイベントに参加するだけでも大変なようです。
まあ距離はありますよね、物理的に。
地方学生はここで有利になれ!
さてさて、ここまで就活の事例を確認し、地方学生の不満を共有してきましたが、はっきり言います!
「全部言い訳だから!!」
と言うか、優秀な学生とそれ以外の差は、この状況を不利だと思うか、有利にするかにあるわけで、この一般的に困難とされてる状況を上手く対応できるだけで、就活市場では優秀な学生の部類に入れます。
では、具体的にどんな方法があるかご紹介します。
地方出身ということを会話のきっかけにしろ!
まずは地方出身ということを会話のきっかけにしましょう。
地方から首都圏の面接やイベントに行くこともあるでしょう。
それは、大学数や学生数が圧倒的に多いのが首都圏なので物理的にどうしようもありません。
では、地方からいざいった時に首都圏の学生と同じように振舞ってどうするんですか?
田舎者感をムンムンに出して、「地方から来ました!お願いしまーす!」くらいの気合は見せましょう!
それだけで、「わざわざありがとう!せっかく来てくれたから話をちょっと聞いてみよう」となるはずです。
自分が社会人だった場合、遠くから自分の会社のために来てくれた若者の話、ちゃんと聞いて見たくなりますよね!
少人数の中での立ち位置を確固たるものにしろ!
次に、案外地方でもイベントや採用活動をやっている場合も結構あります。
さらに言えば、ある程度の地域性を確保するために、この地域から最低なん人くらいは内定出す、といった企業もあるみたいです。
少なくとも、地方学生に内定は絶対に出さない!って企業はありません。
むしろあったらそんな企業は願い下げです。笑
では、実際に地方で就活をした時にはその地方の人しかいないわけなので、その中で自分の立ち位置を明確にしましょう。
1000人の中の200人になるより、10人の中の2人になる方がわかりやすくないですか??
地方の競争率の中で、自分の立ち位置を明確にすれば、人事も把握してくれます。
あとは、そこから全国に広げるだけですね。
交通費くらい自分の力で手に入れろ!
そして、お金がかかる〜〜っていってる学生に言いたい。
むやみやたらにあちこち行ったらそりゃお金がかかりますよ!
「3月1日に地方学生が東京の合説に行く」なんて一番考えられない!!!
わざわざお金を払って表面上の情報を確認して、自分の個性を何も出せずに帰ってくるくらいなら、自分の身近で少人数のイベントでしっかりフィードバックをもらったり、来て欲しいって言われた会社に交通費を出してもらって行くべきだと思いますよ。
せめて、「自分を個として見てくれる」「自分の中で明確な目的がある」この場合くらいですね、お金を出して遠征するのは。学生の売り手市場と言われている時代ですからね。
なので、まずはむやみやたらにお金を浪費するのではなく、意識的に投資するか、自分を売り込んでお金を出してもらいそれを消費しましょう。
実際に、地方学生だけ高額の交通費をもらえ逆に利益がでる一方で、首都圏学生は細かな電車の交通費が重なって痛い出費ということもよくあります。
【番外】何かのついでに就活しとけ!
最後に、地方学生の特権として、自分の趣味や他の活動と絡めて就活チックなことをしましょう。
もちろん就活真っ只中はオススメしませんが、大学1~3年生のうちに首都圏や別の地方に行くたびに先輩や社会人に連絡を取り、話を聞いたり自分の話を聞いてもらいましょう。
就活が本格化する前の何かをしている状態でもキャリアに関して考えていることは、社会人に好感を持ってもらえることが多いですし、そこから人脈や考え方も広がって行くことが多いからです!
以上、本日は地方学生の就活は不利じゃなく有利なんだという話でした〜。