みなさんの中にも、「これは流石に失敗しちゃったなー。」って思うことありますよね。
僕にもあります。
例えば、失敗に対して前向きに捉える言葉にこういうものもありますよね。
失敗ではない。うまくいかない一万通りの方法を発見したのだ。
これはエジソンが電球を発明する時に、発した言葉だと言われています。
失敗したのではなくて、これはダメだった、と思える発見だった、と。
これは非常に前向きでいい言葉です。
なんども試行錯誤するようなものに挑戦してる時は是非とも参考にしたいです。
一方で、人生の中で一生懸命やり抜いたと思ったら全くダメだった。
見当違いなことをしていた。
重大なミスをしていた、ということはありませんか。
今回はそんな時、悔やんで悔やんでしょうがない、という時にいつも読み返していたシーンを紹介します。
ワンピースから学んだ失敗を乗り越える方法
まずはワンピースの世界観とこの名シーンが生まれた展開を紹介し、その言葉の解釈を書きました。
ワンピースの世界観
まずはワンピースの世界観。
ワンピースは、主人公たちの海賊団がひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を目指して旅をする物語です。
その旅の途中で訪れる島が抱えてる問題に共感して敵を倒していくことがワンピースの魅力のひとつですよね。
主人公は海賊ながら、弱いものや一般市民には手を出しません。
むしろ彼らの悩みに対して向き合い、時にはその手助けをするようないい海賊たちなのです。
今回、紹介するシーンが生まれたのは、もっとも有名と言われるアラバスタ編の終盤。
※ネタバレも含みます
名シーンが生まれた瞬間
アラバスタ編は、現代社会にたとえて大人に熱弁してしまうほど好きなシリーズです!!
このシーンを説明すると、こんな感じです。
舞台になる国・アラバスタ王国は、政府公認の海賊によって守られていました。
しかしその海賊は、裏で国王を陥れようとしている悪い海賊でした。
それに勘付いた国の王女は、海賊に侵入し情報収集していました。
そんな時に出会ったのが主人公の海賊団。
それを聞いた彼らは、その国を救いに行くことに。
一方で、アラバスタ王国では、国王への不信感が募り市民が反乱軍を結成し、今にも国内戦争を起こそうとしていました。
国は戦う気はなかったものの、これまた海賊の裏での働きにより大戦争に発展していましました。
主人公は敵のボスを倒すのが先か、国民が全滅するのが先か、そもそも一度惨敗した敵のボスに勝てるのか....
という、のがこの物語の導入です。
もし、自分の目で見たい!!という人はぜひ今すぐワンピースを読んでください!
載ってるのは23巻です!!
ここまでぜひ読んでください!!
※ここから本当のネタバレ
実際の話では、このあとに主人公は敵を倒します。
そして結果的に、国民は真の敵が海賊出会ったことを理解します。
自分たちは海賊の思うがままに、感情を高ぶらせ、誤った情報を鵜呑みにして国王を憎み戦争を起こしてしまった、と後悔する反乱軍の国民。
一方で、本来は国民を守るはずの護衛隊も、海賊たちに乗せられ本来の目的を見失い国民と戦ってしまっていた、と後悔しています。
目の前の人と顔を合わせることもままならない状況です。
国を愛するがゆえに、国を滅ぼそうとしていたことに自責の念が留まる事を知りません。
そんな時に、国王が戦場に姿を現し、放ったのがこの言葉。
悔やむ事も当然.....やりきれぬ思いも当然
失ったものは大きく
得たものはない
だがこれは前進である!!
戦った相手が誰であろうとも
戦いは起こり
今終わったのだ!!
過去を無きものになど誰にもできはしない!!
この戦争の上に立ち
生きてみよ!!
アラバスタ王国よ!!
引用元:ワンピース23巻
前に進みたい
自分のやってしまった事を後悔する国民に対し、国王が放った言葉。
戦争があったことは確かに認めるべきである。
つまり、自分たちが間違っていた事を認めようとする気持ちが大事。
しかし、それはすでに終わった事なんだ。
間違っていたけど、それはもう認めて終わった事なんだ。
今回の失敗によって得たものなど何もなかったかもしれない。
失ったものは、とてつもなく大きかったかもしれない。
それでも、終わった事に後悔するよりも
失敗した事をしっかりと心に刻み
生きて行く、前を向いて生きていくことが何よりも大事なんだ。
そういうメッセージでしたね。
何か大きな失敗をした時、僕らはきっと落ち込みます。
もしかしたらプラスに捉えようとするかもしれません。
でもきっとそれでは前には進まなくて、大きな失敗に対しては自分のミスを認めて、その上でどう生きていくかを考えることが非常に大切なんですね。
ワンピースの数多くある名言の中でも、トップクラスに響いたセリフでした。