くんせいくんのラボ日記

現役国公立大の理系大学院生「くんせい君」が地味に書いてるブログ。理系学生にとって必要な学部・大学院への入学から学生生活・研究について、そして就職や進路に関する耳寄り情報や地元北海道の有料情報,趣味のサブカル・アウトドア情報や感想などを幅広く呟いていくブログ。

【コーチング備忘録】キーワードを共有すること

f:id:savas_saving_energy:20190212155253j:plain
学生スポーツを指導していて非常に大事だと思うことがある。

自分がイメージしているものを具体的に落とし込んだり、学生同士で考えたことをチームに浸透させたりは非常に難しい。

 

 

しかし、こういう時に意識しているのがキーワードの設定。

 

これは、チーム全員がこの単語を言えば同じものをイメージできる状況を作ること。

具体例を以下に挙げる。

 

状況として、サッカーなどゴールがあるフィールド球技をイメージしてもらいたい。

競技特性上、パス回しが必要になってくると思うが、このパスの制度や速度、店舗などを具体的に指示するとなると、かなりの文量になってしまう。

つまり情報が多く、選手達は全てを理解することはできない。

意識は遠のいて、練習のフォーカスポイントがどんどん離れて行くこともありえるだろう。

 

例えば、「ボールを受け取ってから早く、速い速度でボールを動かし、正確な位置にパスをしよう!」決めたとしても、

「もっとボールを受け取ってから早く、速い速度でボールを動かし、正確な位置にパスをしよう!」

「いまより速度を挙げると良いパスになるぞ」

「今のパスはだめだ!」

と毎回の練習のプレー毎に言うのは、情報が多すぎるか情報が少なすぎ、どうしても意識しにくいように感じる。

 

この時にキーワードを設定すると、非常にわかりやすい。

例えば「ボールを受け取ってから早く、速い速度でボールを動かし、正確な位置にパス」をパンサー(適当)と名付けるとする。

 

「もっとパンサーしよう!」

「もっと速ければパンサーだね!」

「ノーパンサー!」

 

など、発言しやすく、さらに周りもイメージしやすい。

 

こういったキーワードが多すぎると逆に機能しなくなるが、本当にチームで徹底したいことはやってみるのは面白い。

これは非常に大事だ。