くんせいくんのラボ日記

現役国公立大の理系大学院生「くんせい君」が地味に書いてるブログ。理系学生にとって必要な学部・大学院への入学から学生生活・研究について、そして就職や進路に関する耳寄り情報や地元北海道の有料情報,趣味のサブカル・アウトドア情報や感想などを幅広く呟いていくブログ。

【徹底解説】元アルバイトが語る予備校の学生チューターの実態!!

予備校チューターの実態のアイキャッチ

大学受験予備校,いわゆる予備校にはチューターという人が存在します.

講師でもなく,職員でもなく,"チューター"と呼ばれる人たちはどんな仕事をしてるのか?なんのためにいるのか?

この記事では元学生チューターが徹底解説します!

【徹底解説】元アルバイトが語る予備校の学生チューターの実態!!

本記事では,大学受験予備校の学生チューターの実態について紹介しています.

学生チューターの上手な使い方,学生チューターのバイトについては別の記事にて説明します!

※現在,執筆中.

この記事では,「予備校に入った(入ろうと思う)けど,チューターってなんなん??何やってるの?」って人にオススメです!!

チューターとは

まずはチューターの意味について,wikiの引用です.

チューター英語:tutor)とは、大学において学士課程の学生への学習助言や教授の補佐を行う者のことであり、同じ学科の大学院生がその役割を担うことが多い。ティーチング・アシスタントTA)とも呼ばれる。

アメリカでは、上記の他、広義では家庭教師学習塾予備校などの講師も含まれる。また、「~の勉強をみる」という意味の他動詞としても使われる[1]

日本国内の大学では特に1990年代後半から、賃金を支払って正式にチューターとしての職を与える制度が整備されてきている。また、現在では数多くの大学がこの制度を取り入れており、チューターは広く知られている職業名詞となった。

かつてイギリスにあるケンブリッジ大学では、学部生の教育をカレッジで教員と学生の1対1で行い、こうしたカレッジの責任で行われる指導を「チュートリアル(tutorial)」と呼び、チュートリアルを施す教員を「チューター (tutor)」と呼んだ。現在では、ケンブリッジ大学におけるこのようなチューター制度は形骸化している。

引用:チューター - Wikipedia

言語としては英語で,どうやら元々は助手や家庭教師を表す言葉だったようですね.

日本の大学でも,TAやチューターという名前で勉強をサポートしてくれたり,あるいは何かの習い事で「一緒に頑張ろう!」と言ってくれるスタッフのイメージですよね!

つまり何か学びの場において,一対一の関係でサポートしてくれるスタッフのことを表すと考えていいのではないでしょうか.

日本の大学受験予備校に関していえば,基本的には集団授業や動画視聴による授業が主流なので,それとは別に受験や科目の勉強を一対一でサポートしてくれる人のことですね!

どんな人がやっているの?

さてさて,ではそのチューターと呼ばれる人たちはどんな人がやっているのでしょうか,実際の様子をお伝えします!

職員チューターとの違い

まずは大きくチューターにも二種類の人間がいます.

一つは,職員によるチューター.

正社員,あるいは契約社員としてフルタイムで働いているチューターです.

ぱっと見,大人っぽい人やあるいはネームタグ,デスクの位置でわかるかもしれませんね.

彼らは,高校生である生徒本人よりも親御さんの方に歳が近いことも多く,社員であるため予備校に通う生徒に関する責任者でもあります.

二つ目は,学生チューター.

その名の通り,現役の大学生によるアルバイトチューターです.

基本的には平日の夕方と土日の時間に校舎に来て,職員チューターと連携しながら生徒のフォローをしていきます.

職員とは違い,1~3年前に受験を経験し,年も高校生に近いことから身近な視点に立った指導ができます!

学生チューターになる人

学生チューターになる人ってどんな人がいるのか,知っていますか?

学生チューターは,基本的には自分が現役時代にその予備校に通っていた人だけしかいないはずです.

さらにいうと,多くの学生チューターは同じ校舎で高校時代(あるいは浪人)を過ごし,苦手を克服し見事志望校に合格した人でしょう.

もともと成績が良く現状維持のまま楽々難関校に合格!よりも,もともと成績は良くなかったが,この予備校で学び苦手を克服したことで受験に成功!という人の方が,同じ悩みを抱えてる人の気持ちがわかりそうですよね!

まさにボクはそのタイプで,苦手の英語は高3のマーク模試で60点(3割)をとるほどでした...そこから予備校を利用し尽くして本番では9割を取るくらい成績がアップしたためその経験が生きました!

何をやっているの?

それでは,実際にどんな仕事をしているのか,説明します!

面談・相談

まず,どのチューターもやっているであろうことが,面談です!

これがチューターとしての腕の見せ所なので,チューターの能力によってこの質は大きく変わってきますね...残念ながら同じお金を払ってサービスに差が出ることもあるので,不満であれば申し出て変えてもらうことも考えてもいいと思います!

面談では,ボクの働いていた予備校では制限時間があり受験勉強の支障にならないようにしたり,事前にテーマやフレームワークが決められていたため最低限の質は担保されていたかと思います.

GROWモデルという言葉は使っていませんでしたが,まさにこの考え方に沿っているかをサポートするのが面談での目的です!

www.shimaenaga-lab.com

質問対応

次に質問対応です!

一般的に集団講義を行う講師とは別に,わからない点を質問するのがこのチューターだったりします.

これは大学でもTA(ティーチングアシスタント)と呼ばれる大学院生がつくこともあります.

しかしボクの予備校では,勉強自体の質問は講師に直接行くように促すのがチューターの役割だったため基本的には勉強を教えることはありませんでした.

これは予備校の方針に従って,最善の選択をしましょう.

連絡事項・ホームルーム

講師による講義がいきなり始まるのではなく,学生チューターによる連絡の場が用意されていることもあります.

ボクの通っていた予備校では,この時間を「チュートリアル」と呼び,チューターというだけあり,このチュートリアルを運営するのも一つの大きな業務でした!

チュートリアルは,一般的には少人数への指導を指すようですが,この場合は連絡事項を伝え,スムーズに講義が始まるように場を温めるのも役割でした.

自信の経験にまつわるエピソードから生徒のモチベーションを高め行動を促すのことができるのは距離感が近い学生チューターならではですね!

事務仕事・雑用

さらに授業の合間や面談の時間以外は雑用を淡々と雑用をこなしています.

講義用のプリントの印刷や,小テストの採点,欠席者への連絡などありとあらゆる事務的な雑務をこなしていくのも大事な仕事です.

全ては円滑な運営をして生徒の合格のためです!

ボクの校舎では,この雑務の量が膨大なため「教務バイト」としてチューターとは別に学生バイトを雇っていたので,メインの仕事ではないようですね.

その他

その他の仕事は,面談や相談に向けた資料を作成したり,最終的な責任のある職員スタッフに情報を共有したり,たまにあるイベントでは「先輩の声を聞く!」ような立場で登壇したりもします.

受験のことを知り,生徒のために動くことならなんでもする,それがチューターの仕事になっているかもしれませんね!

まとめ:予備校によって違う?

チューターの定義がコレ!というものがないように,予備校によっても役割が微妙に違うみたいですね!

ボクの予備校では,メインはチュートリアルと面談でしたが,他の予備校では質問対応だけ,というところもあるようです!

それも予備校によって違う特色だと思うので,まずは気軽に声をかけてみるのも良いと思います!

またブログにはかけないようなもっと具体的なことは,ぜひTwitterからDMで聞いてみてください!笑

それでは良い予備校ライフを!