くんせい君(@shimaenagalab)です.
北海道に住んでる大学院生です.
↓ここからは日記↓
今日の予定
朝.読書
午前.報告書
午後.花粉症
夜.研究テーマのブレスト
今日やったこと・考えたこと
1.予想どおりに不合理
『予想どおりに不合理』を読んだ!
1200円のウコン
同じ薬を飲んでも,値段が高い薬を飲んだほうが効き目があるらしい.
というプラセボの中での値段で効果が違う,という話を聞いた時に,もしかしたら「確かに1200円のウコンドリンクを買った時は二日酔いしないのか?」などと思った.
事故で3年間を失う著者
著者は,17歳の時に事故で重度の火傷によって普通の生活ができなくなった.
その時に,普通とは違う視点で社会を観察するようになったことが,この学問のきっかけになったようだ.
仮説を検証する実験方法があれば研究になる
そして大学1年生の最初の学期に受けた授業の先生の「仮説を検証する実験方法さえあれば新説になる」という言葉が響いて,研究にハマっていったようだ.
「なぜ経験をともなっても学ぶことなく失敗を繰り返すのか」
この本のテーマは,失敗からなぜ学ばず繰り返すか,ということだ.
これは最近,他の本でも似たような表現を見た気がする...
『失敗の科学』か??
経済学と行動経済学
ここでは,経済学と行動経済学の違いを挙げながら,行動経済学の何が面白いかを述べていた.
経済学には市場の原理が働き,最終的に合理的な判断が下される,というものであるが,行動経済学は違う.
なぜ人は,合理的な判断ができないのか,という学問であると.
注文の順番で最終的な結果に差が出るのか,満足度は?
唯一,「はじめに」以外で読めたのが最終章の話.
ここでは,数人でビールを注文したときに
- どの順番に注文をするかで,後続の人の注文は変わるのか
- その注文は「同じものを頼む」側か「違うものを頼む」側か
- それによって満足度は変わるのか
といった問いに答えようと実験をした話.
これはまだ結論は読んでないが,酒飲み話からこのような発想が出てくるあたりが学者だなぁと感じた.
2.花粉症が今年は多すぎる?
それはいいとして,とにかく花粉症が辛い.
ので,病院に行こうとした.
木曜日が休診日って多いんだなぁ
— くんせいくん🥝博士課程3年 (@shimaenagalab) 2022年5月12日
しかし,どうやら木曜日は休みになる病院が多いようだ.
そして,ついに市電に乗ってちょっと遠い病院へ.
なにか我慢できないほどの症状を抱えて病院に来たところ、待ち時間の間に治ってしまう(もしくは対して気にならなくなる)のはあるあるなんだよなぁ
— くんせいくん🥝博士課程3年 (@shimaenagalab) 2022年5月12日
ちなみになんか今日は花粉の症状も落ち着いてた.
もしかしたら病院の中できちんとマスクをしていたからかもしれない...
3.重度の花粉症だった
そして,結論は最も酷いレベルの症状だった.
とにかく痒いし,無理矢理鼻を掃除したりで粘膜が傷ついたり,菌が入ってしまってひどく悪化しているとのこと.
山積みのアレグラが頼もしいし、目と鼻と口から薬物ぶっ込まれまくってやっと花粉に対抗できるの、生物の能力として圧倒的に木に負けてるゼ。 https://t.co/E57IQpmvYI pic.twitter.com/KCuVd33xPl
— くんせいくん🥝博士課程3年 (@shimaenagalab) 2022年5月12日
ということで,とにかく大量の薬をもらったので,これから毎日飲んで実験してみることにする.
花粉症の薬は,
- アレルギー反応を抑える系の飲み薬(多めに2ヶ月分)
- 同じく鼻に入れる薬(多めに2ヶ月分)
- 同じく目に入れる薬(多めに2ヶ月分)
- 化膿してる場合は抗生物質(これは1週間分くらい)
- 整腸薬とか
でかなり多めだったが,アレルギー反応を抑える系のものは,優劣関係がないらしく,症状が良くなったら,「どれかを抜いて3日ほど様子を見る」を繰り返して,ちょっとずつ間引いていくことが効果的らしい.
ちなみに本州では花粉は終わったらしい...
4.ゆるく考えよう
市電の移動時間,診察の待ち時間に大好きなちきりんさんの本を読んで楽しんでた.
この本は,多分,ちきりんの最初の本だけど,相変わらずキレッキレで大好きだった.
自分との距離が近くなればなるだけ「こだわり」が強くなり、判断が鈍ることがある。
だから、距離が遠い問題(世界平和や国際問題など)について考えることも自分自身の判断で失敗しないためには重要。
ってことが書いてあって、10年後にこれを「だから何事も意見を持つ練習をしようね!」って言ってるの本当に変わってないんだなぁ…
貯蓄を増やしたくてまず節約する人、痩せたくてまず運動をする人に「思考停止」と言い切るの、好き過ぎるぜ…
ちきりんの、こういうとこ好き
5.ロジカルシンキング楽しい
ちょっと難しそうな[社説]企業の活力そがずに経済安保の強化をという記事
- 事象(事実):経済安全保障推進法が成立した。
- (内容)半導体などのサプライチェーン(供給網)を国内で強化し,基幹インフラを外国の脅威から守るための4本柱からなる。
- 経済安保法は供給網の強化(半導体やレアアース(希土類)、医薬品などの調達を国が管理)
- インフラの安全確保(電気や鉄道といったインフラの14業種に管理システムや仕入れ先に関する情報の事前報告を課す)
- 先端技術の開発支援(人工知能など競争の激しい先端技術の開発を官民で進める)
- 特許の非公開(軍事転用されかねない特許の流出を防ぐ)
- (過程)法案づくりは2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻の前に行われた。
- 中国やロシアのような強権主義との対立が強まり、感染症やテロの懸念も差し迫る。
- 重要物資の海外依存や原子力発電所への攻撃などのリスクが再認識され、野党の多くも賛成して成立に至った。
- 米欧にならい、経済安保の法的な枠組みを整えた
- (内容)半導体などのサプライチェーン(供給網)を国内で強化し,基幹インフラを外国の脅威から守るための4本柱からなる。
- 問題(論点)
- 米国や欧州は経済安保の取り組みで一歩先行していること
- 【example】5月下旬にはバイデン米大統領が来日する予定で,経済安保法の成立は日米同盟の強化を協議する際の前向きな材料となりうる
- 国が過度な介入や監視をして企業を萎縮させること
- 【example】新法には虚偽の届け出や情報漏洩への罰則もある
- 米国や欧州は経済安保の取り組みで一歩先行していること
- 解決策(意見):政府は経済安保の強化と企業活力の維持を両立させる制度をつくり、運用すべきだ
- 経済安保の実効を高める検討や議論を続けてほしい
- 【example】戦略的に重要なデータの防護し、情報技術と先端技術の急速な変化にどう向き合うか議論を続けてほしい
- 国家の民間活動への介入は慎重に対象を絞るべきだ
- 【example】政府は4分野の重要度や規制の内容を企業側に丁寧に説明し、対象となる大企業や中小企業に過度な負担を強いないよう、政省令づくりを進める必要がある
- 経済安保の実効を高める検討や議論を続けてほしい
6.おまけ
まとめ