くんせいくんのラボ日記

現役国公立大の理系大学院生「くんせい君」が地味に書いてるブログ。理系学生にとって必要な学部・大学院への入学から学生生活・研究について、そして就職や進路に関する耳寄り情報や地元北海道の有料情報,趣味のサブカル・アウトドア情報や感想などを幅広く呟いていくブログ。

アルバイトとの違いはなに!?学生の長期インターンで得られる大切なもの

アルバイトと長期インターンの違いのアイキャッチ

大学生になったらアルバイトをしてお金を稼ぎたい!!

と思う人が非常に多いと思いますが一方で,インターンシップでお金を稼いでいるという人もいます.

本記事では,どちらも経験したシマエナガがこの違いを徹底解説します!

 アルバイトとの違いはなに!?学生の長期インターンで得られる大切なもの

 

もちろんアルバイトでも人間関係の構築はもちろん,そこでしか得れないスキルを得たり社会の一員としてお金を稼ぐことはできますが,就活をすると「インターンをやっていました!」という学生をよく見かけませんか?

なにそれ!?と思ってから調べるとなかなか短期で入れないため手遅れになることが多いです.

本記事では,インターンシップに興味はあるけれど,アルバイトとの違いがイマイチわからない!という人のためにどちらも経験した筆者がその違いを徹底解説する記事です.

 

インターンシップとは?

まず,インターンシップという単語の意味はこちらになります.

インターンシップ

英: internship)とは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと。 商人・職人のための徒弟制度と似ているが、標準化や監査などはされていないため、指すところの内容は様々である。 略称として、インターンとも呼ばれる。

引用:インターンシップ - Wikipedia

 

つまり,なにかしらの「経験を積んだり,スキルを獲得する」という明確な目的があった上で組織で働いている人たち,あるいはその期間のことを呼ぶようですね.

 

労働契約を仮に結んでいても,上記のようなモチベーションがあればインターンシップと呼んでも良いと思います.

実際に僕が現在行なっているインターンシップでは,法的な関係でアルバイト雇用を結んでおり,時給が発生しておりますが呼称は「インターンシップ生」であり,一種の経験を積むために所属することが許されています.

一方で,アルバイトのような雇用契約を結ばずにボランティアのような形で働く対価として経験を積む,というインターンシップも経験したことがあります.

 

インターンシップの実態

ではでは,その実態はどのようなものでしょうか?

 

一般的にインターンシップと聞くと,学生の就活をイメージしてしまうのではないでしょうか.

特にこれは日本が顕著であり,経団連によって採用時期が決まっていたことにより,就職活動の入り口として「インターンシップ」というなの説明が存在してしまっています.

インターンシップは経験を積む場として組織に属する期間ですが,就活中に出会ういわゆるインターンは,「会社の説明も働くことをイメージする経験だよね?」と言わんばかりの説明会っぷりです.

 

こういったインターンを見分けるコツとして,「1dayインターン」や「短期インターン」と謳っていることです.

 

短期インターンと長期インターンの違い

さてさて,「1dayインターン」も期間という視点で見れば,「短期インターン」に含まれると思うので,「短期インターン」と「長期インターン」を比較してみましょう.

 

まず,短期インターンと呼ばれるものは,99%が会社の説明会となっているでしょう.

あるいは会社の説明を前面に押し出さずとも,グループワークやディスカッションを通して企業課題を体験するようなものになっています.

こうしたインターンで,経験やスキルを身に着けることはほぼ不可能です.

 

もちろん,グループワークの進め方や思考プロセスもやる前よりは身に付いた感覚がありますが,それらが定着するのは何度も繰り返した結果なので無数もの短期インターンに参加するか,その要素を持ち帰り日々の活動で実践した場合だけかと思います.

 

つまり,こうした短期インターンの目的や特徴は,"採用活動"であることでしょう.

 

一方で,長期インターンの目的は採用活動とは離れます.

インターン生側は,なにかしらの経験やスキルを身に付けるためにやってきているので,一日二日の短期間はありえません.

どちらかというとアルバイトやサークルのような形で,長期にわたって通い実務を通して勉強する場が長期インターンです.

 

これら長期インターンを受け入れる企業の狙いも複数あると思います.

まずは,単純に労働力としてみているところ.

この場合は中小企業に多く,正社員など正規雇用をするより比較的安価ですみ使い勝手が良いことが挙げられます.

あるいは,単純な労働力として劣るものの,若く活動的な学生と一緒に仕事することが社員の刺激になると考え取り入れている会社もあるでしょう.

 

次に,一周回り採用活動としてみているところもあるでしょう.

大手企業や目がベンチャーと呼ばれる企業はこちらにあたります.

労働力として,多少の価値はあるものの,会社のエース級社員や輝くメンバーと一緒に仕事をさせることで,これまた会社としての魅力を知ってもらう狙いもあるでしょう.

また,そうした活動をしていることが企業イメージの向上にも繋がるでしょう.

 

アルバイトと長期インターンの違い

最後にアルバイトとの違いはなにか,考えてみましょう.

まずは,時給が発生するかです.

 

同じ活動をしたとしても,インターン生の場合は給与の発生が必ずしもないこともあります.

これは,自らがスキルや経験を得る代償という捉え方もできるでしょう.

 

一方で,アルバイトと同様の(もしくはそれ以上の)給与が発生する場合もあるでしょう.

こうした場合のアルバイトとの違いは,非常に難しくなってきます.

目的意識や企業形態,業務内容となり明確な基準はないように思えます.

 

この仕事を通して,付けたいスキルや経験が明確か?

また企業形態がBtoBビジネスならアルバイトではなくインターンと呼ぶことが多い気がします.

業務内容も誰でもできるような仕事ではなく,個人が考え自由度の高いものがインターンと呼ばれている気がします.

 

この辺は,会社や個人のスタンスの問題ではないかと思います.

 

 

まとめ

インターンシップには,短期と長期の二種類があり,目的によってどちらに参加するか変えましょう!

またアルバイトとの違いに明確なものはないと思いますので,自分の考え方で選んでいきましょう!