こんばんは、屯田兵です。
今日、更新した記事は1年前のひとり旅についての記事。
まだ読んでない人はこちらから。
この中四国ひとり旅で訪れた鳥取県のパン屋タルマーリーのオーナー渡邉格さんによる『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』は本当に名作なので全国の学生は読んでほしい。
今回はタルマーリー概要、書評(という名の感想)、この本を読んで考えたことについてという構成になっています。
鳥取の田舎にあるパン屋「タルマーリー」
この書籍の作者・渡邉格さんが夫婦で営むパン屋さんの名前が「タルマーリー」です。
イタルとマリコでタルマーリー、素敵ですね。
鳥取県の智頭町というところにあります。
元保育園を改装しているため、広い店内と大きな庭が特徴的です!
現在は、パン、ビール、カフェの3本柱で事業を展開中です。
後ほど記述しますが、その場の麹菌を生かし、地域内循環を心がけた事業です。
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』
そんなタルマーリーができるまでの実話を基に、マルクス資本論もわかりやすく解説しつつ、経済や働き方について独自の考え方が書いてある本が、『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』です!
正直、非常に面白いです。
おそらく僕が学生時代に最も大きく感銘を受けた本です!
本の構成は、
第1章の「腐らない経済」と第2章の「腐る経済」に分かれています。
第1章「腐らない経済」
過酷な労働条件や、矛盾だらけの商品や会社やパン屋の中で働いていた頃の話です。
現在の日本で常にニュースになっている、ブラック企業や偽装問題など様々な経済の問題点を身を以て体験している中で、マルクスの資本論に出会い、それをわかりやすく我々読者に伝えてくれる、そんな第1章です。
人々の生活を振り回すおカネを「腐らない経済」、添加物や偽装による「腐らないパン」
などと表現し、「腐らなければいい」というイメージを持っていた自分の浅はかさに気づきました!
これから就活を始めようとする学生はまずこの第1章で経済を勉強してみてはいかがでしょうか。
第2章「腐る経済」
実際に、夫婦二人で自分たちのパン屋「タルマーリー」を運営するお話です。
ブロガーやユーチューバーなどフリーランスが有名になり目指す人が増えていく中、昔からある独立手法の一つが、自営業ですよね。
更に言えば、飲食店です。
それも都市部にあるチェーンではなく、田舎にある小さなお店です。
格さんが麹菌に出会い、その地域唯一の菌の力を利用して美味しいパンを作ること、そのパンによって地域を循環させること、実際の働き方について書いてあるのが、第2章です。
第2章を読んで、自分はどう生きたいのか、どういう働き方をしたいのか、なんのために生きたいのか、しっかり考えることが大切ですよね!
「腐る経済」を読んで考えたこと
この本を読んで、若者は以下のことをするべきと感じた。
- 勉強をし続け、社会情勢や経済を理解する
- 働き方について人生をかけて問い続ける
- 地域や国に貢献し、自分らしく楽しく生きる
自分自身の生き方も改良し続け、自分らしく楽しく価値ある人生を送りたいなー!
そして、生き生きと活躍する人が増える世の中だといいなー!
僕は高校生の頃の夢はパティシエでした。
パン作りは中学生の頃に始め、カフェやパンが好きで大学でも関わっています。
タルマーリーのようなお店を持つのは夢があるなぁ、とも感じました、とさ。
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』絶対読むべき!!
文庫もあるよ!
それじゃ!