4/27に上映予定の「となりの怪物くん」の試写会を観てきました!!
という感想を、先日ブログで書いたのですが、実際どうだったのか要点だけでも知りたい。
それで判断する!って人も多かったので、ネタバレ版を書きました。
『となりの怪物くん」の試写会観てきた感想(ネタバレあり)
今回の記事では、『となりの怪物くん』の登場人物やあらすじを説明まではネタバレなしのコピペです。
次にどういった展開になって行くか。
そしてまたその感想を述べます。
となりの怪物くんとは
それでは、まず映画の予告編をご覧いただきましょう!
『となりの怪物くん』とは、講談社の雑誌『デザート』で連載されていた少女マンガです。
作者は ろびこ という方で、代表作はこの『となりの怪物くん』ですが、アニメ『ニセコイ』のバックイラストも経験されているんですね。
漫画は全13巻で完結しているようなので、1週間もあればサクッと読めると思います。
となりの怪物くんの登場人物
登場人物の紹介をします。
ヒロインの雫ちゃん。
彼女は「勉強は裏切らない。」がモットーで常に勉強をして成績優秀な女子高生。
友達と勉強しているより、1人で勉強したほうがいい。と考えているため、今まで友達はいませんでした。
家庭環境も複雑ですが、しっかり者で家族想いのものすごく良い子です。
土屋太鳳ちゃんがとにかく可愛いですね。
次に菅田将暉くんが演じる春くん。
彼も雫と同じく家庭が複雑な状態である一方で、純粋すぎるが故に、問題行動ばかりを繰り返す不登校の高校生です。
そのせいで、きちんとした友達はできたことがありませんでした。
しかし、彼は周りが怯えるほど怖い人ではなく(いろんな意味で怖いけど)、本当に純粋で友達想いで、学校に行けない理由は「自分を怖がる周りが怖いから」だったんです。
そして池田エライザちゃんが演じる夏目ちゃん。
彼女は顔が可愛いという理由で男子に好かれ、女子に嫌われてしまうため友達ができない女子高生でした。
「私、可愛いじゃないですか」の一言を素で言っちゃう天然系の女の子です。
この子も、最初は友達はいませんでしたが、他人想いで雫のことが大好きになりノリも良い女の子ですね。
山田裕貴くんが演じるヤマケンです。
彼は雫と予備校が同じで、真面目な優等生同士、気の合うところが多く、雫が何か悩んでる時に頼れる一言をくれる人間でもあります。
友達も多く自信に溢れてるヤマケンですが、どこか寂しそうな表情から好感の持てるキャラでした。
浜辺美波ちゃんが演じる大島さん。
真面目で何事も断れない学級委員長ですね。
映画ではあまり出番はありませんが、僕が個人的に美波ちゃんが好きなのでただただ可愛いなーと思って見てました笑
こういう子に幸せになってほしい!!
最後に紹介するのは、速水もこみちさん演じるみっちゃんです。
彼は春の従兄弟でバッティングセンターを経営しています。
1人だけダンディな雰囲気を出し、雫たちにものすごく深い言葉を投げてくれるキーマンとなります。
ただただかっこいいです。
となりの怪物くんのあらすじ
では、あらすじは??と言いますと、こちらのようになっています。
主人公・水谷雫は、幼少期からトップの成績を取ることしか興味が無く、生き物に対しての慈しみも乏しい。小学生時、クラスで飼っていたウサギが死に、皆が悲しむ中でも宿題を優先する発言をし、周囲から「ドライアイス」とあだ名をつけられる勉強の虫だった。
高校へ入学して間もなく、担任から隣席との理由で依頼されてプリントを届けたことがきっかけで、入学式当日に流血事件を起こし、停学処分解除後も不登校を続ける問題生徒・吉田春(通称「ハル」)と知り合う。
本当の友達がいないハルの思い込みや勘違いも手伝い、非常に気に入られ、迷惑しながらも雫はハルの世話を焼くようになる。やがてハルは登校を始めて2人の感情に友情が芽生え、次第に恋愛に近いものに変化していく。
実は頭脳明晰だが、暴力的で奇行が目立つために友人を求めながらも孤立してきたハルと、成績こそ全てと優秀な自分を維持するために他人との関わりを排除してきた雫、不器用な2人が出会ったことにより、取り巻く人間関係もそれまでとは大きく変わっていく。
あらすじの通りですが、主人公のヒロインの雫ちゃんは、勉強だけを信じて貫いており友達のいない女子高生。
一方で、もう1人の主人公・春は問題行動を繰り返して友達のいない男子高校生。
そんな2人が、互いに心を惹かれ合い、そこに集まる友人関係を描くような作品になっています。
となりの怪物くんの展開
友達のいない雫と春は、一緒にいると毎日が楽しいと思い、次第に一緒にいるようになっていきます。
そして互いに惹かれ合い恋に落ちていきます、それはもう普通のカップルのように。
春は、雫が大事にするモノ・勉強を自分も大事にするんだ、といい真面目に学校に行き、ちょっと勉強するように。
するとすぐさま学年一位に。そう、春は天才だったのです。
しかし、そんな時、春の元に実のお兄さんが現れるのです。
春はお兄さんを嫌っているよう。
どうやら家族関係が複雑というのは、春の両親は小さい頃に離婚しており、父親は政治界の大物とのこと。
そして真面目に生きてきた凡人の兄ではなく、天才の春を自分の後継にしようというのです。
兄の必死のお願いで、誕生日パーティに呼ばれた春だったが、父親が後継を春にすると勝手に決めたことに激怒。
一方で雫は、春が天才で家庭も裕福で、雫とは真逆の人間なんだ。
違う価値観を持っているんだ、春といるとツライ。
会わなきゃこんなことにならなかった。
と、告げました。
それ以降、春は学校に来ないまま卒業式を迎えます。
春の荷物の片付けを任され、思い出に浸り涙を流す雫。
同時進行で怒った恋愛は、
夏目ちゃんがみっちゃんに告白しフラれ、
友達だと思ってる別の男の子から好意を寄せられ、
大島ちゃんは春に片思いのまま想いを告げれず、というもの。
そしてヤマケンが雫に告白するも、やはり雫は春のことが頭から離れない、と。
春の荷物をみっちゃんのバッティングセンターに届けに行くと、そこには春の姿が...
やっぱり2人は一緒にいたい!めでたしめでたし...
というものでした。
となりの怪物くんのテーマは??
僕が思うテーマは「家族愛と価値観」だと思いました。
雫も春の共通点は友達がいないことでした。
しかし、友達がいないだけでなく、彼らには少し複雑な家庭環境があり、それゆえに形成された性格や価値観によって今の現状に繋がっていました。
きっと、その子供の価値観を形成するのは家庭環境によるものが大きく、どんな家庭に対しても愛情というものは存在するのだろうか。
本当に大事にするものはなんなんだろうか。
そんなことを考えさせられる物語でした。
2人は最初、性格は真逆だけど価値観は似ているのかもしれない。
という思いで、仲良く過ごします。
明るく楽しそうに過ごす2人に自然と周りの人も集まってきました。
しかし、春の兄のパーティで2人は生まれた環境持ちがければ才能も違う。
価値観なんて合う訳ない!!と思った2人でしたが、何かが足りないな、と思った人生に、互いの姿が思い浮かんだ。
やっぱり好きだ。
一緒にいよう、というものでした。
これから感じたメッセージは、価値観の完全一致なんてありえない。
ただ一緒に過ごす上で、互いを大事にできればいいのではないか。
だと思いました。
となりの怪物くんの感想
最後に、映画全体の感想ですが、なかなか素直になれない主人公の女の子が少しずつ心を開いていくという、青春ラブストーリーの王道ですが、そこに家庭環境を混ぜることで少し複雑な感情を抱かせていたのが面白かったポイントだと思いました。
しかし映画特有の時間の短さなので、かなりテンポよく進んでいったので多少の物足りなさがあり、結局、喧嘩した後はよくわからず時間が解決したってことか??というような考えを抱きました。
観やすく途中で飽きることなく最後まで観れたのと、私は、もう戻れない高校生を思い出し、少し甘酸っぱい気持ちになれました。
雫が誕生日に母親と電話をし、「私、好きな人ができたんだ。」
と言う姿には、親だったら嬉しいんだろうな、どんな人か気になるんだろうな、と感じました。
また、好きなセリフは、数少ない大人の登場人物だったみっちゃんが、
夏目ちゃんに告白され断ると、どうして優しくされるか尋ねられた時の、
「優しくするのは、本気で向き合ってないからなんだよ」
と言う言葉でした。
本気で向き合ってるから腹も立つし、もっと求める。
求めてないから、友達だから許せるってこともあるんだろうな、と改めて実感しました。
さて、ぜひ、みなさん映画館へいって観てくださいね!